42日目: AWSのアカウント設定と基本操作

田中一郎は、前日に学んだクラウドサービスの基礎を元に、ついにAWS（Amazon Web Services）のアカウント設定に挑戦することにした。
AWSは、世界中のエンジニアや企業が利用している強力なクラウドサービスで、一郎にとっては初めて触れる未知の領域だった。

一郎は、鈴木英二から教わった手順に従い、AWSの公式サイトにアクセスしてアカウントを作成した。最初のステップとして、クレジットカード情報の登録や身元確認のプロセスをスムーズに進めることができたが、サービスの多さに少し圧倒された。

アカウントが無事に設定されると、一郎はAWSマネジメントコンソールにアクセスし、その豊富な機能に驚きを覚えた。
コンソール上では、EC2（仮想サーバー）やS3（ストレージサービス）、RDS（データベースサービス）など、さまざまなサービスが一目で確認できる。

鈴木は「まずは、EC2インスタンスの立ち上げを試してみると良い」とアドバイスをくれたが、一郎はまずコンソールの基本操作に慣れることにした。
ナビゲーションの仕組みや、各サービスの簡単な概要を理解することで、次のステップに進むための基盤を固めようと考えたのだ。

一郎は、鈴木のアドバイスに従い、初めてのEC2インスタンスを立ち上げることに挑戦した。
インスタンスを選択し、設定を進める中で、CPUやメモリの選択、セキュリティグループの設定といった新たな概念に直面したが、丁寧なガイドを参考にしながら手順を進めていく。

EC2インスタンスの立ち上げが無事に完了すると、一郎は自分の手で仮想サーバーを操作している実感を得た。
これまでのデスクトップPCとは全く異なる環境に少し戸惑いながらも、新たなスキルを習得する喜びを感じていた。

一郎がEC2インスタンスの立ち上げを成功させた後、鈴木は「よくやった。一度設定してしまえば、あとは応用だ」と一郎を励ました。
さらに、鈴木は今後の学習の進め方についてアドバイスを与え、一郎は次なる挑戦への意欲を高めた。

AWSの基本操作を学んだこの日は、一郎にとってクラウドエンジニアへの道のりの中でも重要な節目となった。

次回、田中一郎は、EC2インスタンスを使って実際にウェブサーバーを立ち上げ、クラウド上でのアプリケーション動作を試みます。彼の新たな挑戦と成長をお見逃しなく！