田中一郎は、前日にNode.jsを導入し、基本的な設定を終えたことで、サーバーサイド開発の基礎を学ぶ大きな一歩を踏み出していた。
今日はその次のステップとして、「サーバーの立ち上げと基本動作確認」を行うことに挑戦する。
一郎は、自分が構築したサーバーが正しく動作するかを確認し、今後の開発に向けた確固たる基盤を築くことを目指していた。
サーバーの立ち上げ準備
一郎は朝早く起きて、ノートパソコンを開き、昨日作成したNode.jsのプロジェクトを再び立ち上げた。今日は、自分のPC上でサーバーを起動し、ブラウザからアクセスできる状態にすることが目標だ。
まずは、前日に作成したindex.js
ファイルを再確認し、サーバーの起動に必要なコマンドを再確認した。
const express = require('express');
const app = express();
app.get('/', (req, res) => {
res.send('サーバーが正常に動作しています!');
});
app.listen(3000, () => {
console.log('サーバーが http://localhost:3000 で起動しました');
});
このコードは、シンプルなWebサーバーを起動し、http://localhost:3000
にアクセスすると「サーバーが正常に動作しています!」というメッセージを表示するものだ。
サーバーの起動
一郎は、ターミナルを開いて以下のコマンドを入力し、サーバーを起動した。
node index.js
ターミナルには「サーバーが http://localhost:3000 で起動しました」というメッセージが表示され、一郎はさっそくブラウザを開いてhttp://localhost:3000
にアクセスしてみた。
基本動作の確認
ブラウザにアクセスすると、「サーバーが正常に動作しています!」というメッセージが無事に表示された。これにより、サーバーが正しく起動し、リクエストを受け付けてレスポンスを返す仕組みが動作していることを確認できた。
一郎は「これで、サーバーサイド開発の基本的な流れを理解できた」と実感し、大きな満足感を得た。
サーバーの停止と再起動
一郎は次に、サーバーの停止と再起動を試してみることにした。ターミナルでCtrl + C
を押してサーバーを停止し、再度node index.js
を入力してサーバーを再起動させた。
これもスムーズに行われ、サーバーの基本的な操作が一通り確認できた。
さらに、一郎はサーバーが不正なリクエストに対しても適切に対応するかをテストした。
存在しないパスにアクセスした際に、404エラーページが表示されるように設定し、基本的なエラーハンドリングの仕組みも確認した。
app.use((req, res, next) => {
res.status(404).send('ページが見つかりません');
});
このコードを追加し、再度サーバーを起動してテストを行った結果、期待通りの動作が確認できた。
次なる挑戦へ
サーバーの立ち上げと基本動作の確認を終えた一郎は、今後さらに複雑な機能を実装していくための自信を深めた。
サーバーサイド開発における基本的な流れを理解し、自分でサーバーを構築して動作させる経験を積むことができたことは、一郎にとって大きな収穫だった。
夜、一郎は美咲に今日の成果を報告した。「サーバーを無事に立ち上げて、基本的な動作確認もできたよ。これからは、もっと高度な機能を実装していく予定だ」と話すと、美咲は「すごいじゃない!あなたの努力がどんどん形になっているわね」と感心してくれた。
こうして、一郎はサーバーサイドエンジニアとしての基盤を築き、次なる挑戦に向けて着実に前進していくことを決意した。
次回予告
次回、田中一郎はデータベースとの連携に挑戦し、Node.jsを使ってデータを管理する方法を学びます。より高度なサーバーサイド開発のスキルを身につけるための新たなステップが描かれる次回もお楽しみに!
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